小さいおうちのTakのレビュー・感想・評価

戦前、戦中の一般家庭を女中「タキ」の視線を通して描いた作品。

天真爛漫、良き妻、良き母親であるはずの時子。
板倉に会うために姿見の前で帯を締める姿が艶っぽい。
時子を演じる松たか子が素晴らしい。

人々の日常を津波のように根こそぎひっくり返し、無かったものにしてしまう戦争の恐ろしさ、理不尽さ！

タキは誰に想いを寄せていたのだろう。
誰の事を思って生涯独身を貫いたのだろう。