訛りのきついど田舎娘が京都で一人前の舞妓になるまでを描いたミュージカルムービー。
最初の内はヒロイン上白石萌音の余りの田舎娘っぷりに怪訝な気分にさせられるも、歌唱の良さが感じられそれが一つの売りになるだろうという予感。
とはいえ最初の内はミュージカル仕立ては上手くスウィングしているとはとても言えなかったけれどもね。笑
でもベテラン俳優陣の安定演技、周防監督の丁寧な演出と映像処理、凡庸ではないセンスのおかげで興が削がれることはなく、何よりヒロインの成長の様子がこちらにも納得できる形で描かれていたのが大きい。
舞妓デビュー場面はこっちも物凄く緊張してしまい、無難に踊りを終わらせたときはホッと一息ついてしまったわい。爺の親心だな苦笑
1.2倍速でも冗長な感じはしたけれど、ミュージカル映画のとりを飾るに相応しい大団円のエンドに到って、総合的に楽しめたと言わざるを得ない気分に。
京都人が見たら色々ケチがつきそうな要素がもしかしたらあるのかもしれないけれどもね。