ダイセロス森本

ANON アノンのダイセロス森本のレビュー・感想・評価

ANON アノン(2018年製作の映画)
4.1
プライバシーが一切なくなる世界。ARだ~と思いながら見てたらアマンダちゃん登場、からの綺麗なおっpやめなさい

目から見ているものすべてが録画され、共有される世界。データベースにアクセスすれば、知らない人の記憶までもが鮮明に見える近未来。歩きながら勝手に情報が入ってくる。人の氏名、性格、履歴、物の価格、ブランド、試着も「試しに見る」ことができる。

そんな世界に生きるひとりの刑事は、このシステムをハッキングして殺人事件を起こす犯人を追っていた。
なかなか面白い事件だと思うが、ここに絡んでくる「unknown」の彼女がまた重大だったりじゃなかったり。

正直、舞台はとても面白いと思ったし、このARは既にスマートフォンで使用可能な世界だから身近になりつつあるので見やすいし楽しいのだけれど、事件と彼女を一緒にしてしまったのが問題だったかと思う。
1時間40分でこの二つの大きすぎる謎を解決しようとしたのが無理に思える。

もうちょっとはっきりどちらかを選んで(というか私はこの地味すぎるSFが気に入らないのでもうちょっと派手に打ち合いとかしてくれる”事件”に着目してほしかった)ドンパチやってほしかったなあと思った。

日本での公開はまだかな?
ネットフリックスオリジナルなので、ネットフリックスに加入してない人はそろそろやばいですよ~これからどんどんオリジナル出てきちゃいますよ~!笑

アマンダちゃんと主人公のベッドシーンが美しい、これこそ数をこなしている女優と俳優の動きだと思った

面白いし静かなSFが好きな人には魅力的だと思う。おすすめ。