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フリークスも人間ものRIOのレビュー・感想・評価

フリークスも人間も(1998年製作の映画)
3.6
セピアカラーの20世紀初頭 ロシア・サンクトペテルブルク

青みを帯びたセピアから黄色へと変化する瞬間の爆発音なのかと思ったカメラで撮影するときのフラッシュの発光音が衝撃

ブルジョア階級のリーザと医者の養子となったシャム双生児のトーリャとコーリャたちは全くの無表情のやくざなヨハンによって人生を狂わされる

偏愛というかフリークス・SM好きの人間たちの野心の餌食にされる

小さな出来事が少しずつ崩壊していく方向に原因と積み上げられる
鬱屈したままほどける事がなかった
変態性のなかにノスタルジアを描いてるのを違和感ありながらもトーリャとコーリャの歌声に響いてくるものがあった

何度か流れていたモデスト・ムソルグスキー「展覧会の絵」を久しぶりに聴きました
愛をシンプルに表すのは難しい
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