デイ

天使の処刑人 バイオレット&デイジーのデイのレビュー・感想・評価

3.9
ああ…題名ダサいし、パケ写も冴えないな…。
映画そのものとイメージが違う…。

この映画、予想を大きく裏切って来ます。

10代の女子高生二人組の殺し屋が悪いヤツをぶっぱなす!!痛快爽快アクションコメディー…ではありませんでした。
予告動画の「現代版テルマ&ルイーズ」言い過ぎ…

ガンアクションシーンは少なめ。
何だか全体的にふあふあしている感じ。

でも、私はとても好きです☆
とにかく絵面が好きだし、全体を包む雰囲気も好き。
音楽も好き☆
ティーンの女の子が持つ危うさみたいなのも好きでした。

ニューヨークのビルから臨む空に浮かぶ細い月とか、流れる雲とか…。

小説のセンテンス(?)みたいに1〜10に分かれている演出みたいなのも好きでした。

アレクシスブレデルはお初の女優さん。
彼女も可愛いのだけれど、斬新な前髪が気になって仕方が無かった(笑)

そして、なんと言ってもシアーシャローナン!!☆
好きだなー。本当に透明感がある女の子だと思う。

殺し屋No.8のバイオレット(アレクシスブレデル)と殺し屋No.9のデイジー(シアーシャローナン)。

修道女スタイルにピザの箱(の中に銃)をバンバンぶっパナすオープニングシーンはとても可愛くて爽快☆

バイオレットの前の相棒はローズ(だったらしい)
菫と雛菊と薔薇…全て花の名前なのね…。

殺し屋仲間(ダニートレホ)から、本人依頼の殺しの注文。
憧れのバービーサンデーの新作ドレス欲しさから、二人は仕事を引き受ける。
末期癌の依頼者マイケル。
二人と同じ年頃の娘がいる。
バイオレットとデイジーはマイケルと接しているうちに情が湧いてしまい…なお話。

停めた自転車に
"触ったら殺す!"
のメモ書きとか…

「鳥カゴに鳥がいたでしょ撃たないように銃は下に向けてね!!」
「オケ☆」
とか
人は殺しても動物には優しいのかな?(笑)

「弾無くなっちゃったから近くの金物屋で買って来るわ。」
のバイオレットの意外な行動。

マイケルが焼いたクッキーが物凄く美味しい。
こんな美味しいクッキー食べたの初めて☆♪mgmgmgmg…。

死体の上でピョンピョン飛び跳ねる天使ごっこ。
"せっせせっせーのよいよいよい"ってアメリカにもあるのね。
"けんけんぱ"も。

映画の大筋はマイケルの部屋での数時間なのですが、時間がゆっくり流れている感じ。

デイジーが
「バイオレットと出会ったのは3年前。"人形病院"で。」
この"人形病院"の意味が分からなかったのだけれど、孤児院か精神病院かな?

で、二人は親友同士というより、あくまでも仕事の相棒という感じがしました。

二人の育って来た背景とかは余り語られて(描かれて)ませんでした。
少し想像は出来るかな?

悲しくもありましたが、ラストのデイジーの優しさ。
んー♪良かったなー。

映画のその後を私なりに考えたのだけれど、デイジーはバイオレットの元には戻らないと思いました。
どうでしょう?


PS.No.1は出て来ないで欲しかったなー。


「プレシャス」の脚本家だったジェフェリーフレッチャー監督脚本製作

マイケル役のジェームズガンドルフィーニは2013年6月に心臓発作にて死去…嘘ーぉ(T_T)!!


Merrilee Rush-Angel of the Morning"
https://youtu.be/24rYz9QAvdQ
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