MasaichiYaguchi

アナと雪の女王のMasaichiYaguchiのレビュー・感想・評価

アナと雪の女王(2013年製作の映画)
3.8
アンデルセンの童話「雪の女王」を原案にしたこの映画は、ディズニーらしい魅力一杯のオリジナル作品と言っていい。
アンデルセンの童話では、少年カイと少女ゲルダの二人が中心の話だが、このディズニー作品では、姉妹であるアナとエルサというダブルヒロインの物語。
髪のスタイルや色、衣装等で変化をつけているが、よく見れば容姿は似ているアナとエルサは仲良し姉妹。
だけど或る「出来事」が切っ掛けで、姉エルサは部屋に引きこもり、妹アナを避けるようになる。
この姉妹は容姿は似ていても、性格は全く違う。
アナは天真爛漫で男勝り、姉が引きこもりなので、窮屈で暗い城の生活ゆえに素敵な出会いを夢見ている。
一方エルサは生まれながらに「秘密の力」を持っている為、人目を忍び、人との接触も避け、内にこもっている。
両親を不慮の事故で亡くした姉妹は成長し、運命とも言うべき姉の戴冠式の日を迎える。
アナはゲストで来ていたサウザンアイル王国の王子ハンスに胸ときめかすが、一方エルサは「秘密の力」を抑制して、何とか戴冠式を乗り切ろうと努力する。
ところがアナの衝動的な行動に感情が抑えられず、彼女は「力を暴走」させてしまう。
エルサの「暴走」で冬の世界となってしまった彼女らの王国。
この映画で描かれた雪や氷の表現が美しい!
この映像表現の素晴らしさ以外にも、アナとエルサというダブルヒロインの感情表現の繊細さや、そして何と言っても「主題歌賞」を受賞した「Let It Go」をはじめとした心揺さぶる数々の楽曲の素晴らしさがある!
アナは、「暴走」して城を飛び出した姉と、冬の世界になった王国を元に戻す方法を求めて行動する。
彼女を助ける山男の青年クリストフとそのトナカイのスヴェン、そして不思議な雪だるまオラフが魅力的だ!
特にオラフは何度も笑いに誘う。
途中魔力に犯され弱りながらも、姉の凍て付く心や凍り付いた王国を溶かす方法を見出そうとするアナたちの運命は?
先日大雪を経験し、劇中で描かれた王国の人々と同じ思いをした我々に、この作品は心に温もりと感動を与えてくれる。