さうすぽー

アナと雪の女王のさうすぽーのレビュー・感想・評価

アナと雪の女王(2013年製作の映画)
2.6
自己満足点 51点

(普段あまりネタバレはしたくないですが、この映画観たと言う人は多いと思うのでネタバレ込みで話します。)

今年続編やりますし、この際話そうと思いました。

ただ、先に言います。
自分は、「アナ雪」が好きではありません!

その事を話すと「え、何で!?」と言われてきたので(特に女子達から)あまり表だって言えなかったのですが、やはり正直に言おうと思いました。

でも好きな部分もありますのでまずそちらから話します。

ヒロインの一人であるエルサは結構好きです。
氷の魔法で人を傷付けてしまうからこそ、独りでいようとする人間性に共感を抱きました。
また僕は当時劇場で吹き替えで観たのですが、松たか子の声がエルサに合っているなと思います。

アナとエルサの絆は結構描かれていたので良かったです。
冒頭の「雪だるまつくろう」のシーンもありますし、仲の良さが出ていて感動するところもあります。

また先ほど「レットイットゴー」の事を話しましたが、この曲はディズニーの曲の中でもトップクラスに好きな曲です!
そういった事も含めてあの「レットイットゴー」の演出だけだったらほぼ満点です!
ゲームはそれを再現していて感動したのですが、当時は松たか子の歌唱力と見事な映像演出も相まって本当に感動しました!

「レットイットゴー」は大好きな曲であるので熱が入ったまま進むかと思ったら、残念ながら下がってく一方でした。
このレットイットゴーが熱のピークになってしまいました。

何故好きになれないかと言うと、
まずは、もう一人のヒロインであるアナです。
アナが好きになれないんです。
神田沙也加の声は良かったのですが、キャラクター性がダメでした。
出会って1日足らずの男とロクに会話もせずに何故プロポーズをOKしてしまうのかが僕にはわかりませんし、凄く単純な女に感じます。

「ビフォア・サンライズ」でも1日で恋人になる話の映画なのですが、その中で二人の関係を丁寧に緻密に描いていたのでその二人の恋人になる理由もわかりましたし、応援したくもなりました。
ですが、アナとハンスのこの展開はただ歌って少し会話しただけで結ばれようとしてました。全然応援する気が起きなかったです(結局ハンスは悪役なのでどうでもいいのですが)。

ハンスが悪役だったという展開に驚く人は多かったみたいですが、これも僕はハンス自体好きでは無いし、途中から怪しいなと思っていたのであまり驚きはしませんでした。

そして、この映画は最終的にアナとエルサの「姉妹愛」でハッピーエンドになるわけですが、それを描くなら最初から恋愛なしで「姉妹愛」だけを描いてほしかったです。

「姉妹愛」でアナは幸せになったのかと思いきや、結局最終的にクリストフとくっついてますし、結局アナは男がいないと幸せになれないのかと落胆してしまいました。
クリストフも個人的にどうでも良いキャラクターですので、別にくっついても全然自分の中で盛り上がりませんでした。
決して男女の恋愛ものが嫌いなわけでは無いですが、「ラプンツェル」とか「美女と野獣」に比べると中途半端に感じてしまいました。

ですが、好きではないと言いましたが決して凄く嫌いな映画というわけでは無いです。
好きな所は凄く好きなのですが、いかんせん好きじゃない所も多い作品です。

※これはあくまで個人的な意見です。
アナ雪が好きな人を否定するためにレビューを書いたわけでは無く、個人的な意見を言うために書きました。
好きじゃない作品を好きじゃないと言うのは全く悪いことでは無いと思います。
自分の好きな作品を否定する人を叩くのではなく、自分の思ってることを正直に話せる雰囲気の方が僕は好きです。