しば

アナと雪の女王のしばのレビュー・感想・評価

アナと雪の女王(2013年製作の映画)
3.1
アレンデール王国のエルサとアナは仲良し姉妹。
エルサは凍らせたり雪を降らせたりする能力を持っています。
ある日エルサは自身の力を制御できず、妹のアナを傷つけてしまいます。
以後エルサはアナを避けるようになり、両親はエルサを部屋に閉じ込めてしまいます。

姉妹が成長した後、両親は亡くなり、エルサが女王になる戴冠式が行われました。アナはパーティで出会ったハンス王子と意気投合。その日のうちに婚約を決意。
エルサは自分勝手なアナと口論になり感情が高ぶったあまりに再び氷の魔法が出てしまいます。
エルサは山奥に逃亡、果たして姉妹は仲直りできるのでしょうか…

大流行していた時は、テレビをつければレリゴーレリゴーでうんざりしたのを覚えています。
そんなに良い映画ならと期待を込めて観てみたら、大したことなかった…

映像も音楽も超一品。世界観やキャラクターのデザインは、舞台になった北欧をきちんと研究して作られています。この作品で重要な氷の結晶は一つ一つの形が全部違うみたいですね。映像作りに対する姿勢は変態じみています。
音楽も非常にキャッチーで、良い意味でも悪い意味でも一度聞いたら忘れません。

ただし、肝心のストーリーが酷い!
そもそもの原因は姉妹のくだらない喧嘩。
その日のうちにに婚約を決めるアナに理解できないしエルサはヒステリックでなんだかなぁ…誰にも感情移入できませんでした。
「Let it go」を歌うシーンも、あそこだけ見れば素敵な歌ですが、映画を通してみるとエルサが自分の役割を投げ出した無責任な歌なのでは?と思ってしまいます。

姉妹のくっだらない喧嘩のせいで、王国の住人たちに迷惑かかりまくりなのに、やれ真実の愛だ、やれ姉妹の友情だと言っていて、ため息しかでませんね。ツッコミ所が満載で終始冷めた目で見てしまいました。

話の作りがとにかく雑です。音楽と映像を楽しみたい人向けです。
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