映画『英国王のスピーチ』の背景を作品関係者へのインタビューや当時の映像を用いて解説してくれる映画。
ジョージ6世のもつ魅力と人柄の素晴らしさを当時の映像を通して知ることができて、さらに実際のスピーチも聞けて感動。
家族をとても大切にする人で、いつでも自分のことをWe, four, と表現していたというのが印象に残っている。
WWIIという未だかつてないほどの混乱の時代に王となり、数え切れないほどの重責を果たしたジョージ6世は、56歳の若さで亡くなってしまう。
妻であるエリザベス王妃はジョージ6世が亡くなったことですっかり憔悴しきってしまったというのがまた切ない....
彼女は、本当は吃音に悩み身体も丈夫ではなかったジョージ6世を王にしたくなかったという。
彼女が「ジョージ6世の映画化は自分が生きているうちは認めない」と断言していたため、そのご意向が尊重されたとのこと。
まだジョージ6世が王になる前、緊張して吃りそうになるといつでもエリザベス王妃が彼の手を握るなどして安心させていたという逸話も残っている。この2人の話を聞いていると深ーい愛を感じる。
色々と知らなかったことを知れて嬉しかった!