真夜中

リンカーン/秘密の書の真夜中のネタバレレビュー・内容・結末

リンカーン/秘密の書(2012年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

リンカーンがヴァンパイアハンターだったという奇抜な発想、しかも監督がティムール・ベクマンベトフということで「ウォンテッド」のような中二病感あふれる荒唐無稽な怪作が楽しめるのかと思いきや・・・意外と普通でした。
リンカーンといえば南北戦争。ゲティスバーグの戦いを舞台とした人間vsヴァンパイア軍団の壮絶な合戦が観れると期待していたのですが、大統領になる前の修業時代が結構長くて、リンカーンである必然性を感じない前半はちょっと退屈。
彼をヴァンパイア狩りへと導くヘンリーの存在も中途半端。
二人の出会いのシーンもおざなりならば、後半は何の活躍もない傍観者と化してしまう始末。
いまいち冴えないキャスト陣の中でドミニク・クーパーだけが光っていただけに非常にもったいないです。
ベクマンベトフの演出もいまいち弾けていません。
期待していた斬新なアクションやカメラワーク・キメ画などがほとんどなくてガッカリ。
クライマックスで一本の銀製斧を二人でパスしながら闘うシーンはカッコ良かったんですが…。
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