Akane

夢と狂気の王国のAkaneのレビュー・感想・評価

夢と狂気の王国(2013年製作の映画)
5.0
(メモ)
会見は車で、試写会は電車で
「来て」を「生きて」ささやいて。
何か得るものがあったら無くすものがある(いつまでも猫と話してんじゃねえ!)
→ジジが喋れなくなる理由
オタクは学ばないからオタク
物のに対してご苦労さんって声をかける。疲れたら鉛筆が逃げる。
内気だから口数が少ないんじゃなくて頭がいいから口数が少ない。声に何考えてるかわからないところがあるところがいいよね。、それ褒めてるんですか?掴めないんですよね。相手の心を慮ってばかりでね、わかってるフリをして喋る。感じが出てる僕って言うね。いいような気もするし。悪いような気もする。
子供のために働く。やりたいと思ってやってるんじゃない。→こういえる大人になりたい。僕たちの人生はつまらないからみんな絵を描いたり、本を読んだりする。
こう言うふうに飛んでたじゃなくて、こうやって飛んでて欲しいな。理想を追い求めてる。理想主義。意思を表明する。運命があっても。ジジイ、じじいに驚く。あと10年は働きたい。
(感想)
どうやってあの世界を創り出すんだろう。って漠然と思ってたけど、言葉では話せるほど簡単では無い、結末は宮崎さんにもわからない。映画は生き物だと。でも、特別なことをしてるかと言うとそうでもなくて
自分の土俵で見た物の中から世界を判断してる。肉眼だけ。普段見ている物を撮ってる。って言ってて、少し安心したし、いやいや。と思うところも。戦争の体験者は深くて優しい物語を創るし、自分の考えをしっかり持ってる。本当の平和を本当に知ってる人たちの日常生活ぶりに、ハッとさせられる。心情、風景を切り取るセンス。こうあったらいいなっていう純粋な想像力のセンス。理想主義の大人はいつまでも少年だ。最後の引退会見のシーンと試写会のシーンはやられた。泣いた。あの編集はずるい。大人(おじいちゃん)が難しい、、って悩んで感動して泣いてる姿を見ると人生がんばっていいんだ、理想を求めてもがいていいんだ、現実主義の私だって理想主義との間でもがいてていいんだ。いや、もがくことが仕事なんだとすら思い始めてきた。笑
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