Newman

事件のNewmanのレビュー・感想・評価

事件(1978年製作の映画)
3.8
本を読んで映画も見たことがあるのですが、その時に両方とも傑作と思っていたので、もう一度見たいと思っていた映画。単に殺人とひとくくりにしてしまいますが、一つ一つの事件にはいろんな事情があるんだと納得させられた記憶があります。
なのですが、今回は粗がいくつか見えました。まずは、残念だったのは永島敏行の棒読みの演技。この時だけかなと見ているとまたかよとずっと続く。ほかの方たちの演技が光っているので残念でした。
もう一つ書くとこっちの方がよほど気になったのですが、ナイフを持った男性に抱きつくだけで心臓に達し死に至るはずはないと思ってしまいました。この映画の一番肝心なところなのに。
最後の場面の大きなお腹を抱えた大竹しのぶに渡瀬恒彦が掛けた一言が「おまえ、おぼこい顔していいタマだな」。まさにその通りの役でした。大竹しのぶの演技はすごく良かった。そうそう、松坂慶子さん、今はおばさん役だったりおばあさんに近い役でテレビに出ていますが、見違えるように綺麗でありました。
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