まぁよくある痴情のもつれ的な話。
ほぼほぼ火サス的な、2時間ドラマ的な話、キャストも渡瀬恒彦に松坂慶子なんて、その後20年たっても30年たってもおんなじように2時間サスペンスみたいのに出てたのはこの映画の影響だろうか。
138分は長い。ただ、まったりと70年代後半の日本の匂いを味わえるのは良い。
渡瀬恒彦が、基本はクズなんだけど憎めない、やくざもんをイキイキと演じているのが素晴らしい。
瓶ビールというアイテムがちょこちょこでてくるが、瓶ビールってのが最近のドラマに無い味なんだよなぁ、小料理屋で日本酒を、とかバーでウイスキーを、とかなんかはしょっちゅう出てくるけど、瓶ビールって言う愛すべきしみったれたアイテムをもっと最近のものにも登場させて欲しい。