ストローカーエース

るろうに剣心 伝説の最期編のストローカーエースのレビュー・感想・評価

2.6
NHK大河ドラマ「龍馬伝」の大胆なカメラワーク(逆光、長回し、主人公フレームアウトなど)、静謐なアクション、大友ブルー(映像)に魅了されていたので「るろ剣」1作目をDVD発売後すぐに鑑賞。
だが、「龍馬伝」から一転、激しいアクションシーンがメインで静謐さを感じられず2作目以降はパス。
今回、TVでノーカット放送ということで録画鑑賞。

2作目もテンポが悪いのが気になったが、本作は更にグダグダ。

師匠(福山雅治)の元で奥義を伝授してもらうべく鍛錬する剣心。
酔拳やベストキッド、バットマンビギンズなど師匠の元で腕を磨く過程を描く映画はたくさんあるが本作は師匠が全く強く見えない。
福山さんのスケジュールであまり殺陣の練習ができなかったのではないか?と勘ぐってしまう。

私がアホなだけかもしれんが結局奥義がわからずじまい。

そして相変わらず必要ないと思われるのが四乃森蒼紫(伊勢谷友介)のエピソード。
あのエピソードがあったおかげで、ラストがあんな形でとっちらかってしまった。
君たち(!!)いつ来たの?どっから来たの?

3作目は映像にも輝きが失われたように感じる。
宗次郎(神木隆之介)vs剣心(佐藤健)のアクションは相変わらず切れ切れで楽しんで観ただけに残念。
大友監督は監督に専念して脚本は誰かに任した方がいいかもしれない。