最初聞いたときは、明らかに失敗しそうな2次元実写タイトルだと思ったけれど、割とうまいことやったなというのが、全体を通しての印象。一歩間違えばコントになりかねない作品なのにきちんと踏みとどまっている。
アクションが凝っていて、伝説の人斬りっていう肝心要の設定に突っ込ませなかったところが大きかったんだろうな。
クライマックスだからか、人物がガガガーっと出てきて、掘り下げなくパパパーっと消えて行く感じは否めなかったけど、その分アクションシーンの連続で、その完成度を楽しむ映画なのでしょう。
後先考えない伊藤博文まわりの出来事は謎すぎてさすがに笑えなかったけども。
佐藤健のとにかく早くてキレの良い動きは素晴らしい。キャラクターとしても、前作よりも演技が安定していた気がします。剣心ってもう少しほがらかなイメージだったけど、実際いたらこんな感じかなと思った。
なりきっている青木崇高。
いつ着替えたの江口洋介。
福山雅治は良くも悪くも福山雅治で、武井咲も同様。身体はやはり張ってた。
二刀流が鮮やかな伊勢谷友介。
滝藤賢一好き。
4があったら観たかった気もするけど、うやむやのうちに終わるのかな？
役者さんたちの年齢が関係ないとは言えないと思うし…。
そこはちょっと残念かな。
