さうすぽー

るろうに剣心 京都大火編のさうすぽーのレビュー・感想・評価

るろうに剣心 京都大火編(2014年製作の映画)
3.6
自己満足点 70点

世間の不安を一気に吹き飛ばした実写るろうに剣心の続編。

志々雄真実一派の戦いをメインにした京都編を「京都大火編」と「伝説の最期編」の2部作に分けて描いた前編ですが、ラスボスの志々雄真実役を藤原竜也、瀬田宗次郎役を神木隆之介、四乃森青紫役を伊勢谷友介をこれ以上無いくらい見事に演じていたと思います。
(特に神木隆之介はメチャクチャ似ているし想像以上にハマってる)

アクションは前作と迫力が違います。
特に、志々雄一派の集団が剣心と戦う所は圧巻ですし、剣心と宗次郎のアクションもなかなか良いです。

また、個人的に青木崇高演じる相楽佐之助が京都のバトルシーンで棒使って川の向こう岸に渡ろうとして失敗する場面がすごく堪らなく好きです(笑)
前作で剣心と対戦したときに剣心が逃げる時に同じ事をしており、今回佐之助が同じ事やるのが凄く面白くて当時劇場で観たときケラケラ笑ってました(笑)


ただ、前作に比べるとストーリー展開のバランスが悪かったり、前作以上に突っ込みどころが多かったりしたのが少し残念です。

突っ込みどころとしては、剣心が志々雄を倒すために京都に行ってほしいと大久保利通が要請したのが何故漏れたのか疑問だし、終盤で何故宗次郎が薫の顔が解ったのかもよく解りません。


ただ、ラストは続編が観たくなるようなワクワク感を感じる終わり方になっているのが見事で、普通に続編が観たくなりました。

あの福山雅治の登場シーンは反則もの。