「誰だ?」
「お前の最悪の悪魔だ」
この男の闘いから目が離せなくなっている俺がいる。
自分の唯一の理解者であるトラウトマン大佐が敵に捕まったとなれば、この男が黙っているはずがない。
前2作で深めてきた帰還兵としての苦悩は薄くなってしまったが、その分アクションシーンの熱量はさらに増した。
大佐との共闘がようやく見れた満足感と、最後のアフガン戦士の集結は燃えた。ヘリと戦車のタイマンとか、撮影どうしたんやろ。
ランボーも、自分なりに"静かな戦争"と向き合っているらしく、前作に比べると表情が柔らかく、より人間的に見える。
もう闘うことでしかこの傷は癒せない。寂しい気もするが、その力でまだ救える者がいるなら、ランボーにとっては本望なのかもしれない。
さて、続く4作目は一気に時が進んでの08年公開作とのこと。スタローンもだいぶ貫禄ついた頃だろうが、どんなランボーが見られるのか楽しみ。