ユンファ

ランボー3/怒りのアフガンのユンファのレビュー・感想・評価

4.3
映画史上最も暴力的な作品としてギネス認定されたシリーズ第三作。
個人的には大好きな映画だが、世間での評判は「ロッキー4」くらい悪い。久しぶりに観直してもやっぱり面白かったが、前作の方が出来は上。
ランボーが怒りに震える直接的な描写がほとんどないため、殺人マシーンに見えてしまうし、せっかく出てきたガキンチョもほとんど見せ場がない。敵のボスも前作に比べると小物な印象だ。
人間ドラマをきちんと見せようとした結果、シナリオ的にも演出的にも間延びして失敗しているところが多い。が、ギネス認定されただけあって、爆発と吹き飛ぶ人間の数は完全に頭がおかしいレベルで素晴らしい。
ランボーシリーズに共通する良い部分として、セリフのカッコよさがあると思うが、本作も「神には慈悲がある。アイツにはない」とか、「誰だ?」「お前の死神だ」とか、死ぬまでに一度は声に出したい言葉が頻出する。
これにてシリーズは長い休眠期間に突入するが、彼の旅はまだまだ続くのであった。
ユンファ

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