ぼとる

青天の霹靂のぼとるのレビュー・感想・評価

青天の霹靂(2013年製作の映画)
3.8
売れないマジシャンが、絶縁状態だった父の悲報を耳にし、絶望に果てていた瞬間、雷鳴と共に1970年代にタイムスリップ。そこで、自分の父と母になるであろう人物と遭遇する……

序盤の展開からするとbttfを感じさせる内容だなと思っていたが、実際は主人公出生秘話をより家族愛で包んでくれたような、泥臭くとも温かい作品となっていた。

個人的には大泉洋が大泉洋を隠せない役だなとは感じたけど、人間臭く泣きじゃくるシーンはかなり引き込まれた。
劇団ひとりはバラエティで見ることがほとんどだったので、映画での演技となるとちょっと初め慣れなかったけど、ダメ親父感が徐々に物語へと効いてきた辺りグッド。ただやりすぎかなとは思ったけども。
柴咲コウに関しては言うまでもなく良かったです。

結構尺的に短めだったところが残念ではあったかな。母と息子の場面をより深く掘ることができる時間が欲しかったところ。
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