なにか

スーサイド・ショップのなにかのレビュー・感想・評価

スーサイド・ショップ(2012年製作の映画)
3.0
ストーリー★★☆☆☆
構成★★★★☆
演出★★★★☆

フランス版ティムバートン。
自殺者が激増する未来のフランスで、自殺用品店を営む家族の物語である。
ダークファンタジーの大人向け絵本の世界観に、ミュージカルを足したような作品だ。
最期を迎える方法は自分で選ぶ。様々な毒、首吊り縄、拳銃、日本刀などを取り揃えた店内は、まるで魔法洋品店のようで吟味したくなる。
(楽に死ねる薬ほど値段が高いという設定も良い)

設定はとても良かったのだが、ストーリー的には少し子供向けで物足りなかった。いっそのこと振り切って、大人でも深く考えさせられるような展開を用意して欲しかった。特に自殺を食い止める計画が少々浅いのが気になった。

とはいえこの設定とアニメのタッチはとても相性が良かった。
「自殺用品店」という設定だけで、様々な物語が作れそうだと思った。
なにか

なにか