とても素敵な作品でした!
有名な雑誌「LIFE」誌のネガ担当責任者のウォルターは42歳で勤続16年の変わり映えのしない毎日を過ごす冴えない男です。
そんな彼の趣味は現実逃避し、とんでもない妄想に浸る事です。
ある日突然、会社の方針を一新するべくLIFE誌の廃刊が決定します。
ウォルターの仕事振りに一目置いているカメラマンのショーンは「最高傑作だ」と最終号の表紙に使われるネガを送りますが、そのネガが見つかりません。
新しいボスにもネガを催促され、他のネガを頼りに、密かに想いを寄せる同僚のシェリルと共にヒントを探ります。
そしてウォルターは世界中を旅するカメラマンのショーンに会いに行く一大決心をします。
カメラマンに会えるのか?
ネガは見つかるのか?
そしてネガには何が写っているのか?
ウォルターの妄想が中々バラエティに富んで楽しかったです!
アクションありラブロマンスありで、まるでショートムービーを観ている感覚になりました!
現実のウォルターも中々波乱で、荒れ狂う海に飛び込んでサメと格闘したり、山に登ったり。
旅をしているウォルターは妄想を見ないという所もいいです!
自然の猛威に立ち向かい、心身共に逞しくなっていくウォルターがかっこいいです!
「見る前に飛べ」という言葉がありますが躊躇せずに動く事も大切だという事を改めて思いました!
ウォルターにはベン・スティラーが好演し、本作の監督も務めています!
彼の新たな魅力を堪能出来ました!
ウォルターが想いを寄せるシェリル役のクリスティン・ウィグもチャーミングで良かったです!
綺麗な人ですが、めちゃめちゃ美人!って感じじゃないのが、いかにもウォルターみたいな中年男に好かれそうな感じがしました!(かなり失礼ですが)
ショーン・ペン扮するカメラマンのショーンが、カメラを被写体に向けた時に言うセリフがかっこいいです!
他にもウォルターの母親を演じたシャーリー・マクレーン、髭面で嫌味な新しいボスを演じたアダム・スコットなど個性的で魅力的なキャストが出ています!
分かり易いストーリーなので単純に勇気を貰えるし、感動しました!
お子さんと観るのもいいかも知れません!