大人のヒューマンドラマだった。
序盤から半ばまでは ベン・スティラーだから最後まで観ていられるような内容に感じたはずだったのに、ラストにかけて 凄く良くて、エンドロールが流れる頃には胸がいっぱいになっていた。退屈に感じていた気持ちはどこへ?
旅をしたくなるという声が多いが、私はそうは思わなかった。それよりも 空想に明け暮れ、自分を押し込めて生きてきた後ろ向きな彼が、熱(仕事)を通じて変化していく姿に 最後に持ってかれた。
ベン・スティラーの目はハリウッド一綺麗だ。背が低いとか そんな事は関係ない。
ベンスティラーの真っ直ぐ澄んだ目を見るだけで、吸い込まれる。込み上げる感情さえ引き出す、それを作れる人。目で語れる人。
書きながらなんか泣けてきた…
ショーン・ペンの登場までが長い。
でも出てきてから、彼の放った言葉は胸に突き刺さる。 私も写真を撮るだけでなく、目で見て 身体全体で 感じる事、人に見せる為や保存の為でなく 自分の心で味わい焼き付けるように味わわなくてはなと思い知らされた。
不思議な魅力の LIFE!でした。