作りや絵面がお洒落。
ほわ…と声が何度か漏れてしまうほどにはタイプな画だった。
オープニングのタランティーノちっくさは悪いわけじゃないけど、本編くらいぶっ飛んだ感じが欲しかったな。
かなこを演じる小松菜奈ちゃんに魅了される。皆がかなこに狂わされるように観る者をも狂わせてくれた感あるので、キャスティング最強といえる。初期スパイダーマンが夢中になる女がブス過ぎてなんでこんな女のためにそんなに体張るのよ~!が全く無い。非常に大事な部分である。
役所広司さんの圧倒的さは言わずもがな。凡人ぶった顔からぶっ飛ぶまでの変貌と表情、オダジョーこれ最高でした。
また様々な「わるいやつら」が絡み合い、時系列をめちゃくちゃにすることや、記憶障害、ドラッグによる脳内再生シーン、我に返ると血まみれ。グロさを伴うが、私的には一言でいって、お洒落映画だった。