キミシマユウキ

愛の渦のキミシマユウキのレビュー・感想・評価

愛の渦(2013年製作の映画)
3.7
深夜12時きっかり、眠らない東京の街のマンションのある一室。
年齢も職業もバラバラな男女8名がある一つの目的のためだけに集まったのだった…・・・・・・・・・・・・・・・


そう、

それは


_人人人人人人人人_
> 乱交パーティ <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

※つまり、ここからはR-18レビューです。ご注意ください。


そうこの映画は乱交パーティするために集まったスケベな男女8人による群像劇である。
ヤる人もスケベならばこの映画を作る人もスケベ。見る人もレビューを書く人もスケベばっかりだ。

「この監督の作品は昔から好きで…」

「主演の池松君が or 門脇ちゃんが…」

「日本人の”性”に対する欲求についての追及が…」

とつらつらと理由を述べてレビューを書いている人もいるかもしれない。
だがしかし!それは全部嘘だ!!!
レビューを上げてる人は隅から隅まで!
高校生の彼も!
美人の人妻なあの人も!
普段冷静な分析をしてるあの人も!!!
今注意書きをしたにも拘わらずレビューを読んでいるあなたも!
乱交パーティが観たくて仕方なかったのだ!!!
このドスケベどもめ!!!
そうさ!!かくゆう自分もドスケベさ!
※偏見です。怒らないでください。

そんなスケベさんたちがひたすら二時間乱交するだけの物語…
かと思いきや、意外と侮れないこの作品。そもそも2時間乱交するだけだったらAV見るわ!
”乱交パーティー”という現実とは違ったある種の異世界の中で日本人の日常社交性あるあるを楽しむことが出来るコメディ作品と言っても過言ではないのだ。
深夜の12時から朝の5時までで目まぐるしく変わっていく人間相関図にも注目だ。緻密?な脚本に驚かされた。
具体的にどんな感じかというと、

・最初はよそよそしくて誰も会話しない、素っ気ない
・全く興味ないのに出身地とか職業を聞く。
・仲良くなったら急に他人の悪口を言い出す。
・童貞は馬鹿にされる。
・「そっちはお尻の穴だよ!」
・チン○コデカい奴がモテる。
・マン○コ臭い奴は嫌われる(ガチ)
・見た目ビッチは病気もってそうだからNG
・コミュ障はあまりもの
・童貞は馬鹿にされる。

など日常でも繰り広げられる(?)人間相関図が、、これは社会の縮図だといっても過言ではない!(過言)
そんな群像劇をフリーター、ニート、既婚サラリーマン、童貞、スケベOL、保育士、大学生、ビッチの八人で展開されるので多種多様で楽しいぞ!

主演の池松壮亮君は中々イイ身体しているじゃない♂
こんな役ばっかりじゃないか?女性ファンは多そうだが、この役は絶対自分とは友達にならないタイプだ。
そしてヒロインは門脇麦ちゃん。
朝ドラ『まれ』のヒロインの親友役でさわやかだった彼女がこんなに喘ぐなんて!!最初は

「アン…///アン…//」

くらいだったのに途中から

「ア”ァ”ァ”ッァ”⤴⤴ア””ァ”ァ”ァ”ーーーッッ!!」

みたいな物凄い野獣ボイスに変わって大爆笑。なんじゃそりゃ。
他にもチンピラ役がピッタリな窪塚洋介やちょっとちゃらい新井浩文、田中哲司などの名優がスケベパーティに参戦してくれる!

結構声を出して爆笑できるシーンも多く、ここまで読んで下さったもの好きなスケベユーザーさんたちにはぜひ見てもらいたい作品だ。
朝五時になりカーテンを開けて眩しすぎる日差しを浴びると同時にふと我に返る参加者達。彼らは正気に戻ったのか、それともあの時の彼らが普段の正気なのか、その答えを探し求めて、またあのマンションの一室に集まるのかもしれない…

そしてキミシマムザ裕君もこの映画を観終わった後、

「俺、何見てたんだろう…」

と賢者モードに入ったのであった(察し)

この映画の影響でGoogle検索で

乱交パーティ

て調べる人が急増しそうだ。

スケベな人、スケベな人、そしてスケベな人にはオススメ作品。