Naareesan

愛の渦のNaareesanのレビュー・感想・評価

愛の渦(2013年製作の映画)
4.0
BS放送にて。
窪塚くんが映画を締めくくる、使用済みコンドームと、携帯の写メの生まれたての赤ちゃん。「監督、この映画とても良かったです」と云いたい。下心を持って鑑賞するのは失礼に値する良作です!

乱行パーティーでの、参加者の打ち解け度の人間模様だとか、途中参加のカップルのスワッピングにおいては、興味本位で来たわりには、恋人が他の男に抱かれているのはやはり許せないっていう彼女に対する愛情を再確認したり。勿論スワッピングが原因で破局へ繋がるカップルもいるだろう。

池松ペアの行く先が作品のキーになるわけだが、まさかの展開。この乱行パーティーがきっかけで恋したんだなーっていう第一考察は幼稚すぎた。お酒の場において「シラフが素の自分なのか」「泥酔した時が本当の自分なのか」って議論になるが、乱行パーティーにおいて当てはめて考えるとゾワッとしないか。あの時の自分って本当の自分なのだろうかと問うことになる池松ペア。女の「良かったですね」もよ〜く考えると強烈にぐさっとくる台詞である。
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