りょー

愛の渦のりょーのレビュー・感想・評価

愛の渦(2013年製作の映画)
3.9
非現実の世界。

日常生活では表に出さない、そもそも出せない人間としての欲望を出して、同じ目的を持った人が集まって、いわゆるセックスパーティを開催する。

日本は、欧米などとは違い、自分の感情をなかなか表に出さず、日常生活でいわゆるエロはご法度的なところがあり、エロを出したら後ろ指をさされる風習がある。いわゆるむっつりな国民性なのだろう。

もちろん人間である以上、そういった欲求は誰もが持っているはずだが。

やはり性に関しては日本は後進国かもしれない。そんな日常に抑え込んだ性、エロの欲求の壁を全部取っ払って一心不乱にセックスをする。

相手の職業、年齢はその場限りで、そのパーティが終わったら、また何事もなかったように普通の日常に戻っていく。

非現実世界。カテゴリーが全く違うが、非現実の世界を堪能という意味ではディズニーランドと共通点があるとは思う。

日常の刺激が足りない人は、こんなパーティもあるんだ的な感じで観てみると面白い映画かもです。
りょー

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