愛の渦の作品情報・感想・評価

愛の渦2013年製作の映画)

上映日:2014年03月01日

製作国:

上映時間:123分

3.1

あらすじ

午前0時~5時。料金は男:2万円、女:1千円、カップル5千円。豪華なマンションの一室に集まったのは、ニート、女子大生、フリーター、保育士など普段の生活では交わりそうもない男女。彼らの目的は「ただセックスがしたい」。しかし純粋な性欲は、体だけでなくお互いの心も裸にしていく。好意、嫌悪、侮蔑、格差...渦巻く思惑と欲望の一晩が向かう結末とは――

「愛の渦」に投稿された感想・評価

乱交パーティを目的に裏風俗店に集った見ず知らずの男女10人の本音が交わされる、性欲がテーマの会話劇である。
nananan

nanananの感想・評価

2.7
どんどん人間ってアホだなーって思って笑えてきた。
つ

つの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

ほんまにやってるように見えた。
他の映画ではカットされてしまいそうな時間がありのままに描かれてて面白かった。どぎまぎと流れる無意味な時間にこの映画の価値があると思う。映画のようにキレイに流れる時間なんてほとんど無い。当たり前なんだけど、それでいいんだと感じさせてくれた映画でした。
ただ、窪塚さんの最後の携帯のシーンは個人的に『なんで?』ってなりました。あそこのシーンでそこまでの映画の持ってたものが一気に崩れる。
キャストと予告編をみて、絶対1人で見ようと心して見ました。笑

デブちゃんの拍手のシーン、なんかつられて一緒に拍手しちゃった。
理由が分からないからかっこいいんですけど、なんであんなに窪塚さんはかっこいいの?笑笑

最後なんか思ったよりさわやかでした。朝だから?笑
ダイ

ダイの感想・評価

3.0
人類皆スケベ
とあるマンションの一室で行われる一夜の乱交パーティを通して人間模様を描いた物語。原作舞台未見。DVD鑑賞。

セックスという共通の欲望と目的で集まった年齢も肩書も違う8人の平凡な男女。
自己紹介や建設的な会話から始り、次第に駆け引きをし男女の本音が渦巻く。本音や感情が絡み合う中に気まずい空気感・嘘の滑稽さ・見た目のギャップなどのコミカルを取り入れるバランス感覚も良く、会話や会話の間の上手さが秀逸で、欲にまみれる世界でこそ人間の本性が露になる演出は三浦監督ならでは。

集団心理、同調圧力、女同志のマウンティング、自我の解放、性や情に振り回されて感情や欲望に翻弄される愚かな人間の生態を焙り出すが、ケンカしても仲直りしたり礼節を重んじることで、それでもなお愛おしく描かれる人間讃歌に。

性交より人間の表裏の顔や感情が交錯する会話劇がメインな設定がよく、リアリティ溢れる僅かな表情や目の動きで鮮烈。かと言って出し惜しみしない体当たりな役者達の演技の熱量が凄い。また、性交に笑いを盛り込んだり、性交体位の変化で心情変化も描写する。

特に地味なメガネ女子大生を演じた門脇麦の存在感が際立ち、メガネをかけてる時と外した時の人間の二面性が凄く、そのギャップが面白おかしい。

非日常的な乱交パーティが終了した後に、朝日の光の眩しさや日常的な朝TVの画面や音声が心情背景となり、体より心が素っ裸にされることの恥ずかしさが描写され、服を着ることにより理性が戻っていくことに人間に対する信頼が根幹にあることへの心地良い余韻が漂う。

演出家ならではの演技の演出が上手く、役者間や作品と役者の温度の隔たりが少ない演出は見事で、おそらく撮影前の稽古に時間を取るスタイルをこの作品でも採用していたのでは。
演劇的な演出は良いが、密室劇で仕方ないとはいえ映画的演出がSEX位で足りないことの演出家ならではの課題とぶつ切りで粗い編集に疑問。

終始クールだった店員がラストで人間味を描写するシーンは蛇足、終盤にいつも余計なシーンを付け加える映画作成の迷いが垣間見れることも三浦監督ならでは。
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