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ドーナツが美味い店の
向かいの銀行は襲うべからず
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銀行の向かいにある少し古びたアメリカンな店でコーヒー片手にドーナツを食べながら過ごしたくなる映画。
マフィアなどの組織に潜入して
証拠や取引現場を押さえる類のものは
他作品でも多々ある。
その殆どが緊迫感があって見応えがあるけれど、本作がさらに面白いのは主人公のボビーとマイケルは最初からバディとしてではなく、麻薬取締官と海軍情報部の将校という肩書きや所属の違い。
それぞれの所属組織から送り込まれ、
互いの正体を知らないまま。
相手を本当にマフィアの手下だと思っていること。
そんな中で起きた事件が発端となり、
マフィアの金を強奪するところから幕を開ける。
用済みとなったボビーを裏切るものの
自らも上司からも裏切られたり、
ボビーもボビーで計画と違う結果になるなど
それぞれが思わぬ状況が続いて一筋縄でいかない。
さらに潜入捜査自体も罠なのではという疑惑…
『誰が俺たちの金を盗めと?』
「俺たちの、俺たちの、って…
…あんた一体誰だ?」
『俺が誰かも知らずに
あの4,300万ドルを盗んだのか?』
ボビーたちが潜入していたマフィア組織だけの話や単純な善vs悪だけでは終わらず次々と広がる展開で面白い。
コミカルな演技もあり、重苦しさが漂うシリアス一辺倒な雰囲気になりすぎていないので、潜入捜査やマフィア系の作品に興味はあるけどドキドキハラハラや重い展開続きが苦手な人にも観やすい演出と思う。
(ニワトリの場面はグロすぎるけども…)
マフィア、麻薬取締官、海軍将校、
CIA、海軍少佐たちの攻防戦が楽しい。
ボビー「4,300万、欲しい人っ?」
(*゚▽゚)ノ ココニイルヨ♪