このレビューはネタバレを含みます
途中まで、面白いけど話ベタやなぁって思ってた。
だけど、ラストのどんでん返しが良かった！
物語中盤で空に落ちた時に、謎の街に違和感を感じたけど、まさかこういうことだったとは…！
この世界の形状を、見当違いに複雑に想像してる人がいるようだけど、これはもっとシンプルだと思う。
地球の地下に、ドームのような巨大な機構があるだけ。ドームの天井は空を再現する巨大な光源で覆われている。あの塔は換気口にもなってるんだろうね。(雲の生成理由はよく分からんかった。空気を循環させるためにも、気流を起こす装置があるのかな。)
アイガ人は、そこを本当の世界だと信じ暮らしている。
こんな設定考えるなんて面白いなぁと思った。
本当の地表で、空に落下した物は衛星の軌道上を回っているっていうのも好き。(何の重力を受けて空に落ちるのかがファンタジーやから、この事象が物理的に正しいかは全く分からないけど。)
重力が逆な人間や物を描くのも、よく考えて丁寧に描いているなと思った。
話はベタだけど、逆に言えば王道ストーリーで間違いなく面白いし、なにより設定とどんでん返しが良かった。
小説でも漫画でも実写でもなく、アニメでしか描けない話だった。
