ちろる

ねじ式のちろるのレビュー・感想・評価

ねじ式(1998年製作の映画)
3.6
恐らくはっきりと好き嫌いが分かれるであろうカルトムービー。
ふんどし姿の女性が赤い画面で悶え踊るオープニングでリタイアする人もいるかも。
つげ義春にハマり、この漫画を読んだのって、サブカル拗らせた中学生くらいの時。
特に紅い花のストーリーは、その頃チヨジと同世代であろう私には結構衝撃的だったな。
この作品では若きつぐみがチヨジやってて可愛かったしエロい。
美女のおっぱいに興味がある方にはおススメ。

しかし浅野忠信はこの手の作品がよく似合う。
けっしてブサイクな訳でもないが、爽やかさからは程遠いぬぼっとした顔。
低音のボソボソボイス。
こちらの作品の主人公は「白痴」の時のキャラクターと被る、環境に取り込まれてしまいがちな鬱タイプ。
彼の演技を特段に上手いと思ったことほないけれど、日本映画界はこの俳優を見つけたことは映像化できる作品を増やしたことに等しいのではないかと思ってる。
そしてこの作品観て改めてそう思えた。
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