Hiromasa

ねじ式のHiromasaのレビュー・感想・評価

ねじ式(1998年製作の映画)
1.5
ほとんど共感できないノスタルジーに満ちた作品だった。唯一、浅野忠信が浜辺で猫と戯れて「冷たくていい気持ちだ」という場面は最高だったが、すぐあとに海から「ねじ式」の男が出てくるのは興ざめというものではないか。昔読んだ古屋兎丸の4コマに「つげ義春ランド」というテーマパークが出てきたが、実際のところつげ義春ワールドなどというものは存在しない。つげ義春という人がその時々に応じて書いた何十篇かの漫画があるだけである。そこのところを勘違いした映画ではないか。
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