ちろる

ディス/コネクトのちろるのレビュー・感想・評価

ディス/コネクト(2012年製作の映画)
3.8
どこか満たされない思いが悲劇を生む。
目の前にいる人に伝えたいことがあるのに声を出して伝えられなくて、本当の自分を出せるのも知るのもネットの中だけ。
現実の世界は死んで、ネットの中では生きている。
嘘みたいだけど、いまわたし達はこんな世界に生きていると思うとゾッとする。

作品で描かれる3つのSNS地獄は、多少浅はかな部分はあるとはいえ、誰もが起こりうるような内容。だけどきっとみんな根拠のない自信から、自分にだけは起こるわけないと甘く見てしまいがちだと思う。
知らない間に負のスパイラルに巻き込まれるのはいやだし、何より怖いのは知らぬ間にもしこのSNSによる罠にハマったら、もうほぼほぼ泣き寝入りして破壊を受け入れてただけ泣き寝入りするしかないといい現実。
結局、そうして本当の悪は味をしめてどんどん闇の中でひたすら増殖し続けている。
そう、今も!
最後まですっきりさせてもらえないムズムズした感情によって、もうネット被害を疑似体験させてくれる本作品ですから、高校の授業とかでちゃんと見せておいたほうがいいじゃないかな。