naokomaru

ラストエンペラーのnaokomaruのレビュー・感想・評価

ラストエンペラー(1987年製作の映画)
3.5
時代に翻弄された溥儀の生涯が、あまりに数奇で興味深かった。壮大なスケールと映像美、また音楽が時代と彼の悲哀をうまく表現していてしっくりとしていた。
3歳の無邪気な溥儀が、ベールを越えて自らにひれ伏す従者たちを眺めるシーンや、衣越しに宦官たちの当てあいに興じるシーンが印象的だった。どの場面もどこかセンシュアルで、ゾクゾクとさせられた。
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