世界史の勉強のために鑑賞
これほどまでに壮大なスケールで描かれた歴史映画は観たことがない。
少し古めかしい映像ながら圧巻の映像美と
細部までこだわりぬかれたセット
実際の紫禁城が使用され、全ての映像が本物かと錯覚するほど。
清朝の最後の皇帝『愛新覚羅溥儀』
わずか3歳で即位し、大人たちみんなが小さな子供にひれ伏す様には驚きました。
とてもとても濃ゆい160分間で、
正直大日本帝国や満州国が絡んできてからはあまりついていけませんでした。
時折見られるキスシーンやベッドシーン、
全く生々しくないのに凄まじくエロティックに描かれていました。
そしてラスト…
ラストにすべて持ってかれました…
彼の送った波乱の人生も、かつて住んでいた紫禁城に入場料を払い一般市民として最期を終える…
コオロギの伏線の回収には鳥肌がたちました。
何十年もの時を経て、籠から出たコオロギ。
コオロギは溥儀の象徴のようなものでもあったのかと思われます。
宣統帝溥儀について授業で学んだら
また面白いのかと、いつか必ずまた観ます。