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ハンガー・ゲーム2のLEGIONのレビュー・感想・評価

ハンガー・ゲーム2(2013年製作の映画)
2.5
第75回大会が例年通り行われていたが、政府の意向で過去優勝者を出場者という条件が加わる。強敵の中で繰り広げられるバトルロワイヤルの物語。前作に比べるとアクションのレベルとしては高いかもしれないが方向性が少しコンバートされて闘戦が見どころだったが、今作では人同士の戦うアクションが全く無いように感じた。戦いというよりジャングルでのサバイバルが主となっていて、大会の出場者全員が各地区で過去に行われた大会の優勝者であるという戦いを面白くさせる要素を無駄にしてしまっている。ここまで優勝者同士の戦いをつまらなくさせるのは次作のための伏線となっているが、ここまで面白い要素を無駄にするなら映画一本にするほどの尺にするべきでないし、大会出場者を過去の優勝者にする必要がないように感じる。前作同様大会に出場するまでの間がやはり長く、大した動きが起こってるわけでもないのに本編時間の半分の尺を使われても退屈してしまい映画としての面白さが下がってしまう。大会前に主として描かれていたのは前作同様視聴者獲得のためのカップル偽造。本当の彼氏と表舞台での彼氏との気まずい関係を延々と表現していたが、前作で描いていた事を変化がないのに今作にまで描かなくても良いと思う。そこに映画として進展が無いのだから余計に見にくい。主人公の存在によって市民の反乱への意志が高まってると感じた政府が市民に主人公は政府側だと思わせようとするのは理解できた。けれどなぜ大会を開くのかが理解できなかった。もっと効率的に主人公を政府側に見せる方法はいくつもあるため政府の頭の悪さが少し悲しかった。
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