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ウルフ・オブ・ウォールストリートのcinemakinoriのレビュー・感想・評価

4.0


“このペンを私に売れ”


シャッター・アイランド以来の、巨匠スコセッシ監督×ディカプリオで描く、破天荒で自信家のドラック&セックス依存症の男〈ジョーダン・ベルフォート〉の伝記(回顧録)を元にした実話とは思えないほどに破茶滅茶な成り上がり物語。


下品、クズ、ドラッグ、セックス、詐欺、資金洗浄、豪遊。
欲望の限りを食い尽くし、贅と快楽とガンギマリの連発。
【トレインスポッティング】のようなクズ男が主人公。なのにその内容は一味も二味も違う!
その“普通”ではない狂気的なサクセスストーリーの全貌は、巧みであり、勢いであり、そして自信であり、天才的な“素質”から成る立居振る舞いを悔しい程に見せ付けられる。

2分に一度は放たれる罵詈雑言、5分に一度はセックスとドラッグのR指定シーン。
徹底的に品の無さを敢えて強調しまくる事により、ここぞと言う時の名言があまりにも引き立ち、鑑賞側の心へと気持ち良く沁み込んでくる。
コレもある意味巧妙なセールスセンスなのだろう。


ディカプリオのひとり舞台的な名演技は言わずもがな。(特にキマっちゃってる演技はヤベーっす)
と同時に、夫の成功や転落と共に変化する後妻の複雑な心情を見事に演じたマーゴット・ロビーの演技もまた素晴らしい♬




“ベニ フ◯◯キン! ハナ”