EVO

ウルフ・オブ・ウォールストリートのEVOのレビュー・感想・評価

3.8

まさにクレイジーな映画だ。
しかし同時に鑑賞者を奮い立たせるものも存在した。
これからの人生において学べる事があった。
別にそんな映画じゃねーよ!なんて思われそうですが、
レビューではそこを注視。


①"夢"を絶対に諦めない。
夢、それは欲望。
成功してやる、金持ちになってやる、モテてやるetc.
なんであれ動機が大事だ。
『ソーシャル・ネットワーク』でのザッカーバーグ、彼なら自己承認欲求、リア充への嫉妬がそうだった。

とにかく夢を強く願い、叶えようとする野心。
それがなければ成功はできないのだろう。
ジョーダンにとっての夢、それは快楽を得ること。
誰もが求めるものだ。
彼はそれを自分で行動し自分で手に入れた。行き過ぎてるけど。
だからこの映画が多くの人に啓発的なメッセージを与えたのだろう。

夢と言っても自分の話だけではない、他人にも夢を持つ。
あいつならば出来る。そう信じる。
それは相手にも伝わる。それが信頼になる。

②"夢"を与える。
屑株を売る。この難題を主人公ジョーダンは巧みな話術でやってのけた。
それは相手に将来を、夢を想像させるというやり方だった。
ジョーダンは夢を与える、見させるのが上手い。

「お前たちを一流にしてやる」
学など全くないヤク売人たちを前にこう言った。
そして自分について来れば絶対に成功すると夢を与えた。

印象的なのがボールペンの件である。
このボールペンを売ってみろ。
そう言われると大抵の人間は目の前のペンを褒めてどうにかしようとする。
しかしいくら口達者に持ち上げても、どう見てもそれはただのペンでしかない。
株も同様なのだろう。他の商売でもだ。
これを持っていると、私について来れば、将来あなたは•••
こう夢を描かせるのが鍵になる。


以上の2点は普段からも使えるノウハウとなりそうだ。
あえて啓蒙的なメッセージを拾おうとした結果、多少映画で描かれたものから飛躍してるかも知れないが
自分が感銘を受けたのは以上のこと。
EVO

EVO