アルマダ

ウルフ・オブ・ウォールストリートのアルマダのレビュー・感想・評価

4.2
金と麻薬とSEXの汚い三大要素をミキサーにいれて合体させてしまったような作品。
始めは金のなかったジョーダン(レオナルド・ディカプリオ)が株屋になり順調に波に乗っていた頃に会社が潰れてしまう。新たに株屋として働ける職場を探し、ある一つの職場に出会いそこ違法な金とも出会いボロ儲けし、職場では英雄扱い。
やがてジョーダンはドニーと一緒に会社を立ち上げ違法な金でその会社は瞬く間に大きくなっていき、ウォール街の頂点に君臨し、なんでも手に入るようなっていくが...

この映画のナイスなシーンは、ジョーダンがラリったまま車へたどり着こうと這いつくばって進むシーンだと思います。
ほんとにキメてるのでは?と思わしてくれる演技力には脱帽です。
それから、会社での社員に向けての演説。
とにかく熱い。熱気が伝わる鬼気迫る演説。見てるこっちも社員達のように自然と心に闘志が湧いてくるような素晴らしくまるで凱旋曲のような勇ましさ。あんな演説してみたい。

ちなみにジョーダンの妻になるナオミはスーサイド・スクワッドでハーレイ・クインを演じていたマーゴット・ロビー。
彼女の美しさがこの下品というのがもはや褒め言葉のような作品で際立っていて色気が凄まじい。初登場シーンで目が離せないほどでした。

この作品は汚い金とドラッグ、SEXそれだけが詰め込まれているがその要素がお互いを引き立て合い「ウルフ・オブウォール・ストリート」という上質な下品を作り上げて新たな新世界へ到着したような高揚感を与えてくれました
アルマダ

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