うぐいす

ジャッジ!のうぐいすのレビュー・感想・評価

ジャッジ!(2013年製作の映画)
3.0
実際はどのくらい作品に近いことが起こりうるのでしょう…当然ビジネスだし、お金だし、もっともっと複雑なオトナの事情が絡む世界なのでしょうし。
「これはフィクションです」だけど、おとぎ話にはならないでほしいなと。
創る側も、評価する立場に置かれた側も、自分の感性と良心に誇りと責任をもって、いいものをいいと、好きなものを好きと言えるようであってほしいし、自分も同調圧力とか、承認欲求とかに潰されないで、自分の心の動きを大切にしたいなと思いました。

作中のTOYOTAのCM、スキ!と思って「でもどっかで見たことあるな」と思ってちょっとググったら、過去、実際にいくつかの広告祭で受賞した作品だそう…こういうのもっと、CMとして日常的に見たいですけどね。

あとは、ピュアだけど垢ぬけ切れず冴えないカンジは、やっぱり東北人なんですかね…ステレオタイプ、複雑です。
(フランス語と津軽弁(あまり上手ではなかったかな)のくだりで必要な要素だったのかな、そう思うことにしよう。)

加瀬亮さん出演作品でピックアップ。
他の役者さんたちも含めて、なんと贅沢な使い方なことか…ドライで超厳しい業界人上司、当然カッコいいから、余計冷たさ倍増な感じでした。

意図的になのかわからないですが、そういうキャスティングの仕方が、
そもそもすごく業界っぽいなと思ってしまいました。
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