あきしげ

武器人間のあきしげのレビュー・感想・評価

武器人間(2013年製作の映画)
2.5
ファウンド・フッテージの手法を使った本作。
源流はカルト映画『食人族』と言われている。

個人的にモキュメンタリーはあまり好きじゃない。
一人称のカメラ視点はどうしても気に食わないが、
本作ではそれが逆に効果的に使われていると思う。

戦争がベースなのはきっかけに過ぎない。
本作のソ連軍は正義の味方ではないけど、
それ以上に本作のナチスは悪役なのです。

ハッキリ言ってストーリー性は皆無。
本作においてストーリーは添え物だ。
最大の見どころはタイトルにもある、
悪趣味なクリーチャー“武器人間”だ。

だから登場人物たちは物語を引き立てる役。

この中で一番知名度があるのは、
ヴィクター・フランケンシュタイン博士、
演じているはカレル・ローデン。

最初は情けない老人として登場するが、
実は狂気の実験をしている博士でした。

カレル・ローデンの淡々として演技。
それは逆に恐ろしさを演出している。

隊を博士の元へ導く秘密任務を帯びるディミトリー。
演じているのはアレクサンダー・マーキュリーです。
記録係なのであまり映らないと思ったら、
最後には主人公ばりの大活躍となります。

そして、

最大の魅力である武器人間。
公式サイトには図鑑がある。
・ケロイダー
・モスキート
・ジャパンヘッド
・ウォールゾンビ
・レイザーティース
・マミィー・エヴァ
・ライジング・サン
・オペンハイマー
・ハンマーヘッド
・デスマーダー
・ポッドマン
まさに悪趣味なる武器人間。
製作側は楽しんでいたはず。

ほとんどの場面グロテスク。
趣向を凝らしたグロテスク。
好きな人は好きグロテスク。

個人的にはもっと武器人間の活躍が欲しい。
乱れ撃ちと言わんばかりに次々と登場する。
ここをもう少し丁寧に描けば良かったのに。
低予算だろうから仕方ない部分であるけど。

それにしても新旧ドラえもんの吹き替え。

旧ドラえもんからは、
ドラえもんが本作における予告編のナレーション、
のび太が偵察部隊の中で若いパシリ役になる兵士、
ジャイアンが内蔵をえぐり出される部隊の指揮官、
スネ夫がヴィクター・フランケンシュタイン博士、

新ドラえもんからは、
のび太はヴァシリに殺され改造された女性看護師、
ジャイアンがまとめ役になる唯一のポーランド人、
スネ夫が一番の古株ですぐにカッとなる冷酷兵士、
のび太のパパが極秘任務を持つ記録係のユダヤ人、

カルト的な人気が出ても不思議じゃない。

RE-120