ひろりこ

ぼくたちの家族のひろりこのレビュー・感想・評価

ぼくたちの家族(2013年製作の映画)
4.0
鑑賞記録&感想
【再視聴】
★石井裕也監督作品。

突然、脳にできた腫瘍により物忘れが急速に進んでゆく母(原田美枝子)と父(長塚京三)、長男(妻夫木 聡)、次男(池松壮亮)たちの葛藤と家族の絆を描いた作品。

母役の原田美枝子さんがずっと高いテンションだったのがとても良かったと思います。
安定のいつもな感じの長塚京三さん。
妻夫木くんの演技も良かったけど、まだ若さが残る池松くんの熱量のある演技が特に素晴らしかったです‼︎✨
池松くんてあんなに演技が上手かったんですね〜びっくりです!
あと長男の会社の上司役のユースケさんや医師役の鶴見辰吾さん、板谷由夏さんらもいい人役で出演していてとても好感が持てたのもいい点☺️

大人しくてちょっと頼りなく見える会社員の父。
真面目でちょっとナイーブな草食系のもうすぐ初の子供が生まれる長男。
元気はあるがちょっと気持ちがまだフラフラしている今どきの次男。

最初は頼りなく見えた三人でしたが、母の度重なる異変に気づいてなんとか母を助けようと幾つもの病院に自ら掛け合い、喧嘩もしながら次第に一致団結していく父と息子たちの諦めない姿が見事に細かく描写されていて、ほのぼのとさせてくれる場面もありとても感情移入もでき感動できました。
そして監督の撮り方がとても良かった!✨
なかなかの良作だと思います😊

最後にこの作品を観てセカンドオピニオンの大切さを改めて実感しました。
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