キャストが好みだったので鑑賞しました。
妻夫木聡 / 池松壮亮 / 市川実日子
フィルムのような質感の映像が好みでかつ池松壮亮演じる弟の俊平のファッションも好きでした。
内容としては母の病気が見つかり絶望の淵に立たされるところから始まっていくので原田美恵子演じる母が明るく振る舞えば振る舞うほどつらい気持ちになりましたがそこからの兄コウスケをはじめとする男たちが挫けながらも家族を建て直す姿にはグッとくるものがありました。
お父さんは大黒柱でありながら一番情けない、
シュンペイはフラフラしているようで一番家族をよく見ていていざという時頼りになる、
コウスケは大凶みたいなことばかり重なって悪くないのに怒られ依存されはけ口もなく壊れてもおかしくないのにありえない程に強くなる。
家族の色がよく出ていてよかったです。
中でも個人的に最も良かったのは池松壮亮。
ふわっとしたリアルな感じは流石で面白いし物語にとって大切なところではしっかりと重さを持たせることも出来る実力のある俳優だと思います。
市川実日子がほんのちっとでしたがみれてよかったです、あの存在感が尊いです。
コウスケにとっては大変なのはこれから。
どうか壊れないでくれ、、、