お笑いコントを長尺で観てると思えば、単純に楽しめる。
そう言った意味では、ブラマヨ小杉の鋭い突っ込みに随分助けられてる作品。
展開については、こんなにトントン拍子に裏の裏まで思惑通りに事が進むだろうか？と考えてしまい、何だか幼稚臭いなと感じた。
こう言ったジリ貧、かつ一癖も二癖もある登場人物が沢山いる状況って、計画通りに行かないもんなんじゃないかなぁ。そこを何とか修正軌道していくほうがリアリティがあるし、そうじゃないと単なる御都合主義になってしまって興醒めする。
後、タランティーノとか、クリスチャン・スレーターとか、ジェイソン・ボーンとか、”クライム&ダイヤモンド”なんかの映画関連キーワードがどんどん出てくる所は、原作からの引用なのか品川監督の趣味なのかは分からないけど、何だかくどくど語る割にはどれもメジャー級の話題でマニアック感が無いし正直いらないかなぁと思う。
と、こんな上から目線のレビューを書いちゃうと、「映画好きな奴って1秒でも映画撮ったことない癖に言いたいこと言いやがる・・・」って作中の窪塚洋介みたく怒られるな。
