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マイティ・ソー ダーク・ワールドのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

4.8
ニューヨークに壊滅的な打撃を与えた「アベンジャーズ」の戦いから1年。英国・ロンドンで原因不明の重力異常が発生した。ソーの恋人であり天文物理学者のジェーン(ナタリー・ポートマン)は、その原因調査のためロンドンへと向かう。だがこの怪異は、宇宙が誕生する以前から存在していた闇の力を復活させ、地球侵略を足掛かりにして全宇宙の滅亡を企むダーク・エルフの仕業だった。調査を進める中、ジェーンはその謎に迫るが、宇宙滅亡を導く鍵となる“ダーク・エルフの力”を自らの身体に宿してしまう。その異変に気付いたソー(クリス・ヘムズワース)はジェーンを救うため、故郷アスガルドへ彼女を連れて行く。だが、この行動がアスガルドのみならず全宇宙を危険にさらすことになってしまうのだった。そんな中、ダーク・エルフを率いるマレキス(クリストファー・エクルストン)が、ジェーンの身体に宿ったエネルギーを狙い、アスガルドに攻め込んでくる。マレキスは、かつてアスガルドに敗れ、強い恨みを持つ邪悪にして危険な存在。マレキスの残虐で巧みな攻撃によってアスガルドが危機的状況に追い込まれたとき、ソーは最後の手段として血の繋がらない弟にして宿敵の邪神ロキ(トム・ヒドルストン)に協力を求める。ロキもまた唯一愛する存在が窮地にあることを知り、憎み続けているソーとの共闘を承諾。やがて再びロンドンへと舞台を移したバトルは、さらに壮絶さを増していく……。
マイティ・ソー、シリーズ第2作
今回はアスガルドが舞台なので、前作よりファンタジー色が強まっています。ソーとシフとジェーンの三角関係、ソーのアスガルドと地球の間での迷い、ソーたちがダークエルフと瞬間移動しながら繰り広げる壮絶なバトルが組み合わさってマイテイ・ソーの続編として見事な傑作に仕上がっています。マイテイ・ソー、アベンジャーズでも狡猾な悪役でありながら悲劇的な悪役でもあるロキ様の魅力は、母親を失った悲しみからキレまくる繊細な表情を見せることで増しているので、ロキ様萌えの女性ファンにも満足な続編です。
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