北欧神話の神の子ソーの戦いを描いたシリーズ第2弾。
ニューヨークに壊滅的な打撃を与えたアベンジャーズの戦いから1年。
イギリス・ロンドンに原因不明の重力異常が発生する。ソーの恋人である天文物理学者のジェーンは、その調査の過程で全宇宙を闇(ダークワールド)に変える恐るべきパワーを秘めたダーク・エルフの力を自らの身体に宿してしまう。
再び地球を訪れたソーは、ジェーンを救う為にアスガルドへ彼女を連れていくが、愛する家族や大切な故郷を危機にさらすことに…
『アベンジャーズの衝撃は、はじまりに過ぎなかった…。』
1作目以上にスケールが大きくなっており、一筋縄ではいかない物語の展開だけでなく意表を突かれるシーンもあり大迫力の異次元バトルが繰り広げられる。神の子であるソーには、アベンジャーズのメンバー同様抱えている問題があり、弟であるロキとの確執がそれに当たります。
最早ロキは、ソー以上にキャラクター色が濃くなり観る者の愛着度も高まっていると言える。今作の敵は兄弟でなく、もっと強大なもの。それはソー1人の手には到底負えない太古から存在するものである。これに立ち向かうには、血の繋がりのない弟ロキの力が必要になるのである。
主人公であるソー以上にロキに焦点を当てた物語とその存在感は、ロキファンにとって生唾ものの感激であり壮絶な運命を描いた今作では、心を鷲掴みにされる事でしょう。