ねぎおSTOPWAR

マイティ・ソー ダーク・ワールドのねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

4.0
わたしはこう理解をしました。
このシリーズって全部で一話というかそれも進行形。いわば南総里見八犬伝(ふるっ!)の章を作品として立てているって。あのキューブは仁義礼智ってね。
すると例えばこの「THOR The Dark World」をあまり単体として観られないという事態発生。だからTHOR(①)、そして先に観てしまったバトルロイヤル(③)と頭の中で組み立てながら拝見しました。

ひとつにはやっぱりロキって魅力的というかよくぞこのキャラクターを生んでくれたと。スタン・リーさんなんですか?やっぱり・・。でもでも役者のトム・ヒドルストンさんの力は大きいですよねー。そもそもソー役としてオーディション来ていたそうですよね。そこをケネス・ブラナー監督がロキやってくれないかと。
わたしの職場に限らずどこにもいますよね、こういう愛されることを誰より欲し、嫉妬と羨望、奥底には素直さもありつつの結局自己中心的了見の狭いやつ。
これがいい!

二つ目には、それにしてもフェーズ2ってやっぱりね。
大きな話で言うところの「転」ですもんね。「アベンジャーズ」が序章の高まりであるならば、次にもっと高みに行くためには挫折、壁は必要なわけで、そのためにはみんなが納得できる強大な敵も。
それはソーだけじゃなくアイアンマンやキャプテンも同じこと。まだあまり知らずに言いますが、このフェーズ2にあたるそれぞれ二作目って評判悪い?
ことTHORの話だけで言えば、ケネス・ブラナーの①と移民の歌の③はドハマりしたので自分的にはこの②は少し落ちるかな。しかしまあナタリー・ポートマンの存在感はなんでしょうか。ストーリーを背負って立つくらいの迫力ビンタと魔性の美貌。

THOR自体は高み安定の②だけ相対的にチョイ下げ。

いまやワールドに両足突っ込んだわたしですが、少し前洗脳されていなかった頃の記憶だと、こういった①から②に行くのに「アベンジャーズ」観てないとよくわからないところ出てきたり、相互リンクしちゃう感じが<途中乗車>を許さない閉鎖感を生んでいるんですよね。もう乗っちゃったらどうでもいい(笑)んですけどね。