社会のダストダス

マイティ・ソー ダーク・ワールドの社会のダストダスのレビュー・感想・評価

3.3
MCUシリーズ八つ目!

戦槌ムジョry… ムニョムニョを携えし雷神ソーの2作目。
過去7作品を観て現時点での最推しヒーローのソー(クリス・ヘムズワース)と現時点でのベストヴィランのロキ様(トム・ヒドルストン)をまた観られる。
正直前作「マイティ・ソー」を観たときはまあまあかなくらいの印象だったけど、「アベンジャーズ」でこの二人の株は爆上がり。


前回までのロキ様
「アベンジャーズ」でのニューヨーク決戦にて、我らが邪神ロキ様は健闘むなしく敗戦。御身を捕えられアスガルドの地下牢に入れられる、何と痛ましいことか。
独房にて読書に励みながら世を憂うロキ様、この間にも9つの世界は乱れ義兄ソーは地道に争乱を鎮圧している。やはりアスガルドを収め世界に秩序をもたらすべきはロキ様のみか…
そんな折、母君が奸賊マレキスの凶刃に倒れる。血は繋がらずとも育ての恩は忘れぬロキ様、再びアスガルドの、世界の救済のため奮い立つ…!

本作のあらすじ
ダークエルフが攻めてくる

本作の発端になるのはインフィニティ・ストーン(←まだよく理解できてない)の一つで宇宙を闇に還す力を持つエーテル。かつてダークエルフがアスガルドに敗れた際に地中深くに埋められ、時空のゆがみにより接触したジェーン(ナタリー・ポートマン)が体に取り込んでしまう。
エーテルってアレか、RPGとかで飲むと回復するやつだ、実に身体に良さそうだな。

ストーリー自体はシンプルだけど前作に登場したキャラクターはより深掘りされている印象。今作の主神オーディン(アンソニー・ホプキンス)は王妃フリッガを殺害され怒りに燃え徹底抗戦を唱える。前作では直情的なソーを諫めていたので立場が逆転している。

「アベンジャーズ」では登場しなかったジェーン、ダーシー(カット・デニングス)も今作は続投。
前作ではほとんど立ってた姿しか記憶にないヘイムダル(イドリス・エルバ)もソーの良き相談役として登場。

ロキ様に洗脳された後遺症によりブリーフ教授となってしまったエリック・セルヴィク(ステラン・スカルスガルド)も敵のとどめに一役買ったりとただの変態では終わらない。
…つまり時を同じくしてホークアイも世界のどこかで全裸に弓矢のキューピットスタイルで走り回っているのか?

異次元を行ったり来たりのクライマックスの戦闘シーンは凄いけど混乱する、てかなんか楽しそう。ごみのポイ捨ては海洋汚染のみならず宇宙にも影響を及ぼすということが学べる映画。