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パッションのwandaのレビュー・感想・評価

パッション(2012年製作の映画)
3.3
再鑑賞。
女と女のドロドロ火曜サスペンス。
可愛い役どころが多かったレイチェル・マクアダムスの中では、わりと異色な作品だと勝手に思っている。

登場人物。
クリスティーン(レイチェル)
イザベル(ノオミ・ラパス)
ダニ(カロリーネ・ヘルフト)
ダーク(ポール・アンダーソン)

あらすじ。
狡猾で大胆な重役クリスティーンに、仕事の手柄を奪われたり、同僚の前で恥をかかされたり、彼氏に裏切られたりと散々な目に遭わされたイザベル。
イザベルのアシスタントのダニは、イザベルが徐々に病んでいるようで心配。ところが、イザベルへの恋心をクリスティーンにつけこまれ、辞表を出すよう迫られる。
イザベルの彼氏ダークは、会社の金を横領したことでクリスティーンに弱味を握られ、彼女にいいように扱われる。

クリスティーンへの復讐心を三人に持たせている。さて、誰がクリスティーンを殺したか?
でもこの映画は、最初に書いたように、推理ものというより火サス。
そして、シーンにイマイチ合わない変なBGMと大袈裟な効果音のせいか、中盤くらいまでコメディみたいで何度も笑ってしまった。私だけ?

クリスティーンが魔性の女すぎて、何を考えているのか本当に分からないし怖いし狡猾だし、イザベルを振り回しまくってて、現実にいたらマジで殺意わきますね。
この時のレイチェルは32か3くらい?役柄より少し若く背伸びした感じがしたので、今の年齢だったらぴったりだったかもなぁ、と個人的な感想。

しかし、クリスティーンが殺される辺りから、「おや?あれれ?」と不思議な気分になる。
あと、女同士の関係性がどんどん逆転していくのは面白かった。
結局のところ、最後についてどう思うかは見た人それぞれなんでしょうかね?
数年前に一度見たのだけど、エンディングのことだけすっかり忘れていたので、どうなの自分?(笑)

女同士の不穏なドロドロ(キスシーン含む)を見たい方、レイチェルの性悪ぶりを見たい方向けの映画。
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