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恋人はセックス依存症のbebemamaのレビュー・感想・評価

恋人はセックス依存症(2012年製作の映画)
3.4
皆さんのおっしゃる通り、邦題がひどすぎる。おバカな軽いコメディーみたいに思われちゃう。それに、このパッケージ。グウィネス中心みたいだけど全然違う。
(グウィネス・パルトローとマーク・ラファロの軽いコメディーは「ハッピーフライト」をどうぞ!

依存症から立ち直る人3人の男性と、グループセラピーの仲間の話。深刻過ぎずクスッと笑える所もあるが、依存症と向き合う人が、立ち直る難しさと、でも、支えられて必ず立ち直れるんだっていう真面目な映画。

アダムのセックス依存症って、彼女に言われたように、浮気の言い訳みたいに思ってた。本当の病気だと、理解されにくい。
愛する恋人ができて、その彼女とのセックスも病気のせいで、罪悪感が伴い、彼女との関係を築くのが難しい。本当に根深い病気みたい。

マイクも立ち直っているが、息子との関係で負けそうになる。その、闘っている姿が胸を打つ。でも、やはり依存症だった息子の事を信じてあげられなかったのは、残念だった。信じるって難しいことだけど、信じてもらえることがいかに大事かって事が、自分が一番知っているはずなのに。

医師のニール役のジョシュ・ギャッドがいい。はじめは課題もやってこない、グループセラピーもバカにしている。でも、やってることは犯罪。職を失って初めて真剣に取り組む姿を好演。一緒に頑張るディーディーとの関係も素敵で、途中から応援したくなった!!

依存症ってきっと誰でもなり得る病気。
人間弱いから。
そして、立ち直る事もまた難しい。ちょっとしたきっかけで、また再発してしまう。人間弱いから。
でも、その時理解してくれる仲間がいて、たとえ電話だけでも救われるってことが、よくわかった。
そういう意味を含めた原題なのに、本当に邦題が残念!
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