音楽、映像、シナリオ、全てが好みド真ん中で文句なしですね
人工知能(というより人格に近い)を搭載したOSと穴の開いた心を持つ男のラブストーリー
それだけで絵になる背景がまず素晴らしく、主人公の着るシャツが、まるでその時々の心象に重なるように、暖色になったり、寒色になったり、白になったり変化するのが印象的です
ポッカリと空虚さを抱えて生きる主人公が、まるで自分のようで、すっかり感情移入してしまいました
同時に、改めて、感情にしろ感覚にしろ自分自身にいつもリアルでありたいものだな、と思いました
ホアキン・フェニックスは、華はそれほど感じませんが、いつも通りに最高の芝居で、その華をエイミー・アダムスが補っているような気がしましたし、声だけで魅せたスカーレット・ヨハンソンの仕事は素晴らしいの一言に尽きます
アーケイド・ファイア、オーウェン・パレットによるスコアは、インディー好きならずとも耳に残るのではないでしょうか
最高です